大流行のエナジードリンクについて

調剤薬局からドラッグストアとして営業を変えてから、まず驚いたのが売れ筋商品の変化でした。

調剤薬局では医薬品が中心に取扱をされてきたわけですが、ドラッグストアになってからはどちらかというと医薬品として販売されている製品よりむしろ健康食品やサプリメントのような栄養補助食品類が非常に売れる商品であるということを実感しています。

これを読んでいる皆さんの中にも、健康食品として分類される何らかの製品を購入されたことがあるのではないかと思いますが、毎日の食生活では補いきれない栄養分を手軽な飲料や錠剤によって補助することができる食品群は大変便利なものです。

上手に使えば健康を増進することができる食品ですが、実は世間的にとても人気があるような製品の中には実際にはあまり効果が期待できないものもいくつか含まれています。

全く効果ががないとはいいませんが、例えば栄養ドリンクなどは飲んだだけでグングン体力が回復するということはまずないと思ってもらってもよいでしょう。

一般的な栄養度リングの成分とは

栄養ドリンクとして販売されている製品はいくつかありますが、その中でも特に多く見かけるののが「タウリン」という成分です。

おそらく滋養強壮用として販売されているドリンク類の成分表記を見てみれば、ほぼ全ての製品に「タウリン」という表記がされているのを見ることができるでしょう。

「タウリン」とは人の体内に入ることで疲労回復や内臓の強化作用があることで知られており、食品では牡蠣やタコ、ホタテやカツオといった魚介類に多く含まれることで知られています。

タウリンは人の体内で自然生成することができない成分であり、肝臓機能を高めたり血中のコレステロールを下げてくれる働きがあるなど非常に有効な働きをするため疲れ気味の人などはこれが多く含まれる食事をすることを推奨されたりします。

参考>>タウリン酸98%「大正」の作用と効果について

またタウリンの他に栄養ドリンクによく含まれる成分としては、興奮作用のあるカフェインやアルコールといったものがあり、また脳の働きを促進するために大量の糖分が含まれているのが通常です。

こうした栄養成分は確かに人の体の自律神経に働きかけ、脳や血行の働き急加速する力があります。

ですがそれはあくまでも一時的な効果であり、長く飲み続けたからといってそれが体を丈夫にしてくれるというわけでは決してありません。

風邪を引いた時にもっとも有効なのは休息です

忙しい会社員の方などは、風邪気味だけども会社を休めないというときに栄養ドリンクをがぶ飲みするといったことで乗り切ろうとすることがあります。

確かに栄養分たっぷりのドリンクを飲めば、体力が増進されて風邪のウイルスを早く追い出してくれるような気がしますが、はっきりってその感覚は間違いです。

特に危険なのが他の風邪薬と一緒に栄養ドリンクを飲んだ場合で、含有されるアルコールやカフェインが風邪薬の成分とあわさると、激しい頭痛などの副作用が出てしまうことになります。

風邪を引いた時にもっとも有効なのはなによりも休息をするということです。

栄養ドリンクは一時的に脳を覚醒することこそはできますが、長期的な服用はむしろ肝機能を損なったり過剰な糖分により糖尿病の原因になったりします。

気をつけて使用するようにしましょう。