PBとNBという薬剤の分類方法

ここ最近よく小売業界で聞かれている製品に「PB(プライベートブランド)」と「NBという(ナショナルブランド)」があります。

これは薬剤関連の製品に限定されることなく数多くの製品群で用いられる分類方法となっています。

用語の解説から先にすると、「PB」とは小売業を行う企業が開発と製造を委託し独自商品として販売をする製品のことをいいます。

もう一つの「NB」は従来までの製品として取り扱われてきたもので、メーカー側が開発・製造してものをそれぞれの小売業のお店に卸して販売をしているもののことです。

「PB」が一気に有名になった背景にはコンビニエンスストアという店舗形態が広がったことがあり、それぞれのコンビニが独自商品として独占的に販売している食品などは全てこの「PB」として分類がされます。

PBは小売を行う業者が独自に製造と販売をするものなので、在庫リスクはあるものの中間のマージンがかからないため、同じような製品でも安く販売をすることができるという特徴があります。

薬品業界におけるPBと今後の動き

普段薬局などで見かける市販薬のほとんどはNBであるメーカー品です。

テレビCMなどで宣伝されている薬品や健康食品はメーカーが開発と販売をしているものなので、全国どのドラッグストアや薬局でも購入をすることができます。

一方でドラッグストア業界でもPBによる商品調達も増えてきています。

これはドラッグストアとして店舗展開をしている企業が合併や統合により寡占化されてきており、自社製品を製造できるほどの巨大な資本を持つようになったことが関係しています。

数十年前までは薬剤師業界では「PBは開発力のない小規模な製造工場が請け負って作っているのでNBの薬よりも効き目が悪い」といった認識が持たれていました。

ですがここ数年でジェネリック医薬品のような後発医薬品が多く使用されるようになってきており、PBであっても効き目がPBとほとんど変わらない薬品を扱うようなことも増えてきました。

そうした「中身はほぼ一緒だけどパッケージだけが違う」ということを認識している薬剤師さんは、大手ドラッグストアチェーンなどでPBの製品を薦めてくることもあるようです。