ドラッグストアにおける一日の仕事

薬局からドラッグストアというふうに店舗形態を変更したとき、正直当店のスタッフ全員がかなり慣れるまで時間がかかりました。

というのもドラッグストアは通常の薬局業務と比較してかなり取り扱う商品の量が多く、売上の管理などもそれまでとは全く異なる方法をとらなければいけないことが多かったからです。

しかも当店ではドラッグストアとしての製品販売と平行して店内での調剤業務も行っていたため、異なる営業をどうやって両立させていくかということに最初はかなり苦労をし、試行錯誤が続きました。

スタッフとして働いてもらっています薬剤師さんたちにも最初の頃はいろいろと苦労をかけてしまい、とても反省しております。

現在ではかなりそれぞれが仕事にもなれ、お互いに業務のヘルプにも入れるようになってきており、よほど特別なトラブルなどが起きない限りは平穏に毎日の営業を行うことができています。

ドラッグストアにおける仕事はコンビニエンスストアなどの小売業と同じく、品出しやレジ打ち、店内の清掃といったものですが、調剤薬局が併設される当店ではそれとは別に薬剤の取扱に関する業務を行っています。

薬剤の取扱のための業務とは

ドラッグストアでの一般業務をお願いしているスタッフさんは、通常開店時間の約30分くらい前には出勤をしてもらい、店内の清掃や開店前の準備作業を行ってもらいます。

調剤薬局での業務を担当する薬剤師さんは、そうしたお店での準備作業とは別に、現在の在庫を確認管理するためのパソコンの立ち上げや薬品の整理作業をしてもらいます。

開店の15分前にはスタッフ全員で集まっての朝礼を行い、前日からの申し送り事項などがないかをみんなで確認していきます。

このとき特に薬剤師の仕事では前日からの申し送りで重要事項が含まれることも多いため、店長である私が連絡ノートなどを見ながらその日最初のシフトに入る人へ連絡をしていくようにしています。

この情報共有の作業が案外大切で、あまり作業を分担しすぎて知っている人と知らない人ができてしまうと行き違いによるトラブルのもとにもなるため、当店では薬剤師の資格がある人もない人もできるだけ同じ情報を共有できるように工夫をしているところです。

その後いよいよ開店ということになりますが、調剤業務は客足にかなり並があり、だいたい10時くらいから午後1時までに多くの人が集中して訪れます。

逆にドラッグストアの方では会社帰りに寄られる方の多い夕方~夜の時間帯が最も多く来客のある時間となるため、それぞれお互いの手の開き具合を見ながらフォローをしていくようにしています。

薬剤師の仕事はただ品物を売るというだけでなく、薬を渡した患者さんに対してのフォローも含まれるので、常に在庫をチェックしながら出した薬に間違いはなかったかなどをパソコン入力をしながら随時確認していきます。

大変なのは閉局後の管理

当店ではドラッグストアの店舗営業時間よりも少し早めに調剤薬局が閉まるようにしています。

これは調剤業務は終わったあとの管理がかなり手間がかかるもので、ぎりぎりまで開局していると業務の終了時間が長くなりすぎてしまうためです。

調剤薬局への客足は比較的早くに途絶えますので、早めに閉局しその日の調剤録を作成したり、処方箋の管理をしたりといったことをしていきます。

また「調剤報酬請求明細書(レセプト)」も必ず作成をしないといけない書類ですので、空き時間や閉局後の時間を使いまとめて作成していきます。

調剤業務で重要なのが在庫管理で、きちんと発注数と在庫数が合っているかということについては何重にもチェックをするようにしています。

この他にも新薬についての勉強会を開催したり、よく使用される薬剤について出しやすいようあらかじめ調剤しておいたりといったことも空き時間や閉局後の時間を使って行われます。