薬局でお薬の相談をする時の注意点

当店のような調剤薬局が併設されているドラッグストアでは、お薬についての相談を随時受け付けしています。

市販薬を購入に来られたとき、いくつか種類のある薬の中からどれを購入するのがよいか迷われているようでしたら、お気軽にお声をかけてもらえれば専門家の立場からより適していると思われる製品をご案内します。

そこで今回はそうした薬局・ドラッグストアでのお薬についての相談をよりスムーズに進めることができるように、先に調べておいてもらえると便利な事項についてお話をしていきたいと思います。

市販薬として販売されている「OTC医薬品」は、基本的には医薬品と比較して効き目が弱く万が一副作用が出ても深刻な状態になることがないよう、厳しい国の基準により調合されています。

ですがそれはあくまでもその薬単体で使った場合であり、体質や体調、他に服用している薬などが合った場合には想定外の働きが体に起こってしまう可能性があります。

重要なのが「既往歴」と「服用中の薬」

薬を出す側として最も重要視するのが、過去の症状と現在服用している薬です。

これは薬局でも病院でも必ず聞かれる事項となっており、過去に服用した薬によってアレルギー症状などが出たことがあるかどうかは非常に重大な情報として扱われます。

また薬による副作用以外にも、特定の食品や花粉・ダニなどを原因とするアレルギー症状があるかどうかも薬選びには大変重大な意味を持ってきます。

理由は言うまでもなく薬品が体内に入ることでアレルギー症状が誘発されてしまう可能性があるからであり、場合によっては生命に関わる重大な症状になることもあります。

ですので薬を選ぶときには必ず過去の症状やアレルギーが疑われる症状がなかったかどうかを正確に伝えるようにしてください。

また本人にアレルギー症状がなくても、他に服用している薬がある場合にはその化学反応により思わぬ症状が起こってしまうことがあります。

有名なものとしては風邪薬と酔い止めを一緒に飲むといったものがありますが、異なる効能の薬品は飲み合わせによってはかなり危険な状態を引き起こしてしまう可能性があります。

薬だけでなくサプリメントや健康食品の一部にもかなり効き目の強い成分が含まれていることもあるので、たとえ全く違った効能を期待してのものでも必ず薬剤師には伝えるようにしてください。

もし他に飲んでいる薬があるなら詳しい情報を

お薬の相談を受けていてよくあるのが、現在服用している薬があるかという質問に対して「赤いカプセルと白い錠剤を飲んでいます」といった漠然とした回答をされるようなことです。

これは高血圧や糖尿病など長期的な治療が必要な人がたまたま風邪を引かれたといったときによくあるものなのですが、毎日飲んでいる薬について意外に外で聞かれても答えることができなかったりします。

お薬手帳など詳しく書かれている書類があると一番よいのですが、もしそうした服用する薬がある方が新たに薬を購入したいという場合は薬の種類や成分がわかるものを一緒に持ってこられるようお願いします。